印刷費用の話
費用
- 50部程度の個人的な印刷の場合
- オンデマンド印刷のフルカラーA5/B5の冊子は@300円くらい
印刷所
- 各種イラスト同人誌でグラフィック(コミグラ)の採用率が高い。
- 但し、よく流通している同人誌はオフセット品質である。
- 個人が使うのはオンデマンド(カラーレーザープリンタ)の品質になる。
中綴じ冊子作成に必要な画像の枚数
表紙1枚、裏表紙1枚、白紙2枚 総ページ数は常に4の倍数、奥付が1枚必要。目次はお好みで。
- 16Pの場合
- 表紙をめくってから3枚で見開き(中綴じ部分)
- 表紙/本文/奥付で 1/11/1 が基本。
- 24Pの場合
- 表紙をめくってから5枚で見開き(中綴じ部分)
- 表紙/本文/奥付で 1/19/1 が基本。
同人誌では裏表紙と表紙の裏に絵を入れる文化は無い。あまり好まれないらしい。
フルカラーイラスト同人誌の基本的な仕様
- 右綴じ/中綴じ/B5。A5の冊子は珍しいが稀にある。
- A5はコンパクトでカッコイイ印象を受ける。
- 中綴じ(大きな紙の中央をホチキスで止めて折り曲げたもの)という仕様の都合、厚さに最適なページ数がある。24Pが一般的。
- 多くのプロ絵師のイラスト同人誌は右綴じの中綴じフルカラー24P、B5で、表紙は光沢のない加工にしている。
- 中綴じフルカラーの場合にはかなり重い(分厚い)紙を使うが、これはオフセット品質の場合にだけ選べるオブションでかなり高い。
- オンデマンド品質の場合には135~150/110が最も厚い。
オンデマンド印刷とはカラーレーザープリンタによる印刷のこと。オフセットはインクを使うため全く方式が異なる。
紙のこと
オンデマンド印刷では殆ど紙を選ぶことができない。マットコート紙が基本となる。
PSD入稿
CMYKモードにして、400DPIで設定したものをテンプレートにする。
データ作成の手順 原稿の解像度とサイズ|同人誌印刷・オリジナルグッズ印刷のコミグラ
同人誌印刷 中綴じ冊子テンプレート|同人誌印刷・オリジナルグッズ印刷のコミグラ
B5は 182mm × 257mm である。 オンデマンド印刷はB4を折り曲げたものなので、364mm × 257mmになる。さらに、上下左右に3mmずつの塗り足し領域があるため 入稿するPDFのサイズは 370mm × 263mm となる。ページの中央部分(ホチキス側)には塗り足し等の領域が無いことに注意する。
塗り足しを含む片面のサイズは 185mm*263mm となる。
内側の3mmについては裁断ミスによって欠ける可能性があるため、重要なものを置かないことということになっている。 外側の3mmは塗り足し領域で、裁断ミスがなければ出ないが、でることがある。
B5入稿を前提とした画像サイズ
B5の400DPIは2866*4047。
比率は185mm*263mmなので、555-789px程度の出力をHighResFixで2倍弱にしたものを4倍アプスケすれば良い。 HighResFixで長辺を最低でも1100px程度にしておけば4倍アプスケ後の解像度としては足りている。
from 536x768 to 1018x1459 => 4倍アプスケ 4072 * 5836 2枚並べて 8144 * 5836。
入稿方法のメモ
塗り足しの考え方
裁断ズレを吸収するためのもの。個人作成のアマチュア同人誌の場合、プロ作品と違って画像の比率を紙面内に規定サイズに確実に収める必要が無いため、単純に画像を限界まで拡大するだけでもよい。縁が無く迫力のある紙面になり、同人誌っぽい。但しその場合にはページの中央部分以外の3辺がそこそこ欠ける。
プロ絵師の同人誌は、同人であっても4辺を白枠にしていることが多い。そうすれば確実に規定比率で掲載される。
Keep on Generating Meaningless 仕様
Prompt 仕様
20P
- 表紙 コート135kg
- カラーA5中綴じ冊子/ 16p / コート110kg
Fragments of Vision (FOV)仕様
24P
- 表紙 マットコート135kg
- カラーA5中綴じ冊子 / 20p /コート110kg
初版(ちちぷいイベント配布版) は 110kg/90kgだった。
AIけっとで配った名刺